丸太をペレットにすると、全体の85〜90%をエネルギーとして利用できるため効率的に無駄なく使える燃料と言えます。
乾燥・圧縮しているので、薪など他の木質燃料と比べて、品質が均一化され、発生する熱量も高く、運搬や貯蔵の面でも便利です。
さらに、ガスや灯油などの化石燃料とは異なり、漏えい・爆発の危険性がないので、燃料補給も容易。ペレットは含水率が低いので燃焼効率がよく、不完全燃焼のときに出る一酸化炭素はほぼ排出されません。
使う人にとって、安心・安全な燃料です。
木質ペレットと他の燃料を、コスト面で比較してみましょう。
原油価格は変動が大きいため、時期によって灯油や重油との価格差に違いが出ますが、近年では、熱量1,000kcal当たりの価格を比較すると、石油系燃料よりも優位になるケースが多くなってきました。
2000年代に入り、地球温暖化問題、原油価格高騰などの背景を受けて、ペレットストーブなどの機器の購入に助成金を出す自治体が増えたこともあり、一般家庭などにも徐々に普及が進み始めています。
■木質ペレットと灯油などの他燃料のコスト比較表
※木質ペレットの発熱量は樹種や樹部により異なります。種類 | 価格 | 発熱量 | 1,000kcak当たりの価格 |
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木質ペレット | ¥30〜40/kg | 4,300kcal/kg | ¥7.0〜9.3 |
灯油 | ¥83/L | 8,320kcal/L | ¥10.0 |
A重油 | ¥73/L | 8,700kcal/L | ¥8.4 |
電気 | ¥21/kw | 860kcal/kw | ¥24.4 |
LPG | ¥641/m3 | 21,800kcal/m3 | ¥29.4 |
日本は国土面積の約66%が森林。世界第3位の森林国です。
中でも、
高知県は、84%と全国トップの森林面積率を誇ります。地元に豊富にある森からペレットをつくり、地元のエネルギーとして活用すれば、エネルギーの地産地消が可能です。
森は、まさに宝の山。自分たちの身近にある森の可能性を、真の価値を見直してみませんか。